前回のおさらいも兼ねてもう一度。
西洋料理・・・まずスープまたはサラダなどの前菜があって、それに続いてメインディッシュの肉または魚の料理。最後にちょっと甘いもの・デザートで〆る・・・のが基本(^_^)
フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の給食も一応この西洋料理の基本に則っており、「スープ」→「メインディッシュ」の二本立て。それに加えて、「デザート」がつく三本立ての日が毎回ではなく週に1回くらい。 そんな感じです。
つまり給食に「デザート」がない日はあっても、「スープ」のない日は無い!わけです。 そして、前回ご紹介した『冷たい果物のスープ』はハンガリーの名物料理の一つなわけなので、やはりフニャ高の給食にも時々『冷たい果物のスープ』が出てきます。
ところで、『冷たい果物のスープ』は夏の暑いときの食べ物で、あのスープの甘酸っぱさ(と冷たさ)は、夏場のうだるような暑さの日こそふさわしい!と思うワタクシ。 正直な気持ちを白状してしまえば、そんな「果物スープに最適な日」以外にはわざわざ好き好んで食べたいと思うものでもないなぁ・・・と言ったところなんでゴザイマス。 基本的にワタシは塩味とかしょうゆ味とか、しょっぱい味のスープが好きですよ、えぇ。
しかし哀しいことに、ハンガリーの学校は夏休みが長いので、実際にワタシがフニャ高で給食を食べる期間というのは果物スープに最適な日ではないことが多い。 ・・・というよりも、果物スープに適さない時に限定されていると言っても過言ではないくらいですわな。(>_<)
給食の場合、真冬でも『果物のスープ』が出てきます。 ま、真冬にわざわざ身体を冷やすような冷たいスープを食べるわけではなくて、『ぬる温かい果物のスープ』として出てくるんです。(やはり『果物スープ』だからなのか、熱々の状態で出てきたことはないんですケド。)
ワタシとしては、『冷たい果物のスープ』はその名の通りに『冷たい状態で』、それにふさわしい気候の時に食べるのが良いんじゃないの?・・・と思うんですが、元々が超のつく甘いもの好きで、そもそも『果物のスープ』というものを発明し、名物としての伝統を育んできたハンガリー人の皆さんにとっては、このスープはたとえぬる温かかろうと季節がいつであろうと、関係なく美味しいョ♪・・・ってコトなんでしょうね~(-“-;;
『冷たい果物のスープ』の具はサワーチェリーが定番と前回の記事で書きましたが、給食の場合サワーチェリーの季節(夏)ではない時が多いため、定番のサワーチェリーのスープではないコトが多いです。 給食で出てくる『果物のスープ』の定番はリンゴ。 リンゴにも旬はあるけれど、リンゴはハンガリーでは季節に関係なく年中売っている果物なので、そのせいでしょうね。 きっとその時々で安く買える果物が具になるのよ。 そんなわけで、本日一枚目の画像(↑)は、9月19日の給食に出た『リンゴと干しぶどうのスープ』でした。
そして二枚目(↓)は、『桃のスープ』(9月26日の給食より)
このように、『果物のスープ』(←給食の場合は『冷たい』という形容詞は当てはまらない、ただの『果物のスープ』)にも、色々とヴァリエーションがあるんですね~。 ワタシは給食なので出てくれば食べますけど、好き好んで食べたいと思うほどではないので、果物スープのヴァリエーションが豊かでも嬉しくも何ともないですが。 ・・・でもやっぱりワタシも『果物のスープ』の中では定番のサワーチェリーのスープが一番好きかなぁ・・・??? (あくまでも『果物のスープ』の中で、の話(^^ゞ )
ちなみに給食の果物のスープは
正統派なハンガリー人に言わせるとまだまだ甘さが足りないんだそうです。
「はぁ、そうですか」・・・と言うしかない(^^ゞ
勝手に好きなだけ粉砂糖を加えて食べるがイイわ・・・