近頃は海外に住んでいても、日本と同じように日本のテレビを観る方法があります。 実際、ハンガリー在住邦人のお宅では そういうテレビを観ていらっしゃるかたも多いらしい。
ウチにもテレビはありますが、日本語のチャンネルは一つもありません。 ハンガリーの普通のテレビです。 一局だけ、TV5MONDEっていうフランスのチャンネルが何故か見れるんだけど、フランス語の分からないワタシには無用の長物。(-“-) だから、我が家のテレビは『100%ハンガリー』と言ってもイイ。
ウチのテレビ、『100%ハンガリー』なのは間違いないんですが、放送されている番組のほうは『メイド・イン・ハンガリー』とは限りません。 毎日のニュースや天気予報なんかはもちろんハンガリーのものだし、ドラマや映画、ドキュメンタリーやお料理番組などなど…にも、ハンガリーで製作されたものだってあります。
でも、ハンガリーのテレビって『吹き替えモノ』の放送ががモノスゴ~ク多いのね。(^^ゞ
『吹き替えモノ』…つまり、ハンガリー以外の国で作製された 映画やドラマ、またはリアリティー・ショーとかその他色々…の、ハンガリー語に吹き替え版ってこと。 いわゆる『海外ドラマ』ってやつが非常に多い。
実際の比率がどの程度なのかは分からないけれど、ワタクシの日頃のTVザッピングから受ける印象で言うと、『ハンガリー製番組 対 吹き替え(外国製)番組』の比率は、『1:12』くらいかしら?
『1:2』ではなく、『1:12』ですから! また、『12:1』の間違いでもありませんからね!!
まぁ、とにかく新旧ひっくるめて ハンガリー国外製のドラマの放送が多いです!!
ワタシが昨年の夏 日本に帰省した時、久しぶりに観た日本のテレビで気に入ったのが BBC制作の『シャーロック』の第1シリーズ、第2シリーズ。(←ワタシの帰省中、BSで再放送していた。)
当然、日本語吹き替え版です。(日本語で観られるのに、わざわざ英語で観る必要はない。 オリジナルが どんな声してるのか…とかには興味あるけど。)
この番組を知らない人(←例えばワタシの両親)のために補足しておくと、このドラマは有名な名探偵『シャーロック・ホームズ』が主役のストーリーなんですが、その舞台はヴィクトリア朝時代のロンドンではなく、現代のロンドン。 シャーロックは スマホやネットを駆使する現代人という設定。
この 現代人『シャーロック1・2』も、ハンガリーで放送されました。 やっぱりというか、当然ながら、ハンガリーのテレビでは『シャーロック』は流暢なハンガリー語を操っていた。
「ま、いいさ。 日本語で観たことがあるからストーリーは分かるし。」と、ハンガリー語の勉強のつもりで ハンガリー語版『シャーロック』をガン見(^^ゞ
でも、やっぱり日本語のほうが良く分かってイイな~。 オリジナルの英語版はもっとイイかもしれないけどね。 しかし、ハンガリー語を喋っていても シャーロックはカッコ良かったデス(#^.^#)
この『シャーロック』シリーズでは
「ホームズ」「ワトソン」ではなく、「シャーロック」「ジョン」と呼び合う。
本人がいくら否定しても
「あの二人はゲイのカップル」と信じ込んでいる人が絶えないところも現代的か?