日本の小・中・高校では普通、教室には「1年1組」とかいうようにクラス名が書いてあり、生徒は一日の授業のほとんどをその教室で過ごす(体育とか音楽とか、限られた授業以外は移動ナシ)ものですが、フニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)の各教室には番号が書いてあるだけです。 そして、生徒も時間ごとに教室を移動することが多い。 日本風に考えると、ちょっと大学みたいかも?
しかし、確かに教室にクラスの名前が書いてないし、 生徒も(日本の大学みたいに)授業ごとに教室を移動しますが、それでも実はクラスごとに拠点となる教室があるんですね。 たとえば 101教室は10年B組の部屋…といった感じ。
101教室には、フニャ高唯一のピアノが置いてあり、一応『音楽室』ってことになっています。 …が、アップライトのボロピアノがある以外は特別に音楽室らしいものは何もない普通の教室です。 日本の学校の音楽室っていったら、楽器も色々なのが揃ってるけどね~(^^ゞ フニャ高は音楽室は……(>_<)
一応音楽室の101教室なので、他のクラスが音楽の授業のときは他のクラスが101教室を使います。 でも、それ以外の時間 101教室にいて、そこで一番多くの時間を過ごすのは10年B組。 そんな感じで、緩~~くクラスごとの拠点になる教室(クラスルーム)が決まっているんです。
各クラスごとに『クラスルーム』はあるけれど、その教室を他のクラスも授業で使うことがある。 そこのトコロが日本の学校との大きな違いだと思います。
上写真(↑)は『サンタクロースの日』のフニャ高103教室。
103教室は今、9年B組のクラスルームです。
103教室の管理者は9年B組の担任の先生。
ハンガリーの高校は入学から卒業までクラス替え無しで、担任も同じ先生のまま。
フニャ高では、拠点の「クラスルーム」も基本的に卒業まで同じ教室です。