完全に平常通りではない いくつかのコト

 

マーチャーシュ王像

『難民』の大量流入により、世界のメディアをお騒がせ中(たぶん)の ハンガリーからこんにちは。

『難民』問題で ハンガリーは今、大変なところなのは事実ですが、ブダペストに住む一般住民のワタシの生活が平常通りなのは、昨日の記事にも書いた通り。

でも、100%対岸の火事で、何の影響もないのかというと、やっぱりそんな事はないんですよね~。(-“-)

例えば、私が勤めるフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)では、9月にクラス遠足があるのが年中行事の一つ。 今年は9月18日(金)が遠足の日でした。

この遠足は、『クラス遠足』と言うように、クラスごとに行き先を決めて、一般の公共交通機関を利用して出かけます。 貸し切りとかじゃなく、一般乗客と乗合いです。 遠足代が高くなっても構わなければ、貸し切りバスでもチャーターするのだって可能なんでしょうが、お値段が高くなると 遠足代を出さない(出せない)という父兄が増える(←その場合、そういう父兄のウチの生徒は クラス遠足を欠席することになる。)ので、運賃は安く抑えないと!…なんです。

このように金銭的な制約もあるクラス遠足ですが、さらに今年はブダペスト東駅が難民に占拠されているため、フニャ高では東駅から出発するルートは自粛することになってしまいました。 電車が止まって東駅から出発できないのも困るけど、目的地へ行ったはイイけど、戻ってこられなくなったら困るものね。 フニャ高だけでなく、この時期にクラス遠足の日程を組んでいる学校は多いので、同様の処置をとった学校は多いと想像しています。

東駅には近づいていないワタシですが、先週末に地下鉄で東駅を通過した時、アナウンスで「今、地下鉄の乗り換えのみ可能。東駅には入れません。」って言ってたみたいだったし。 ワタシにとっては東駅はただの通過駅だったから 別に平気だったけど、東駅を利用したいと思っていたとしたら途方に暮れちゃうよね。

それから噂によると、ハンガリーの入国管理局は今、押し寄せてくる難民の登録作業に人員をとられているため、その他の業務が麻痺状態らしいです。
これは難民ではないとはいえ、外国人としてハンガリーに住んでいるワタシにとって他人事ではありません。

ワタシのようにハンガリーに長期滞在している外国人は、入管に滞在許可証を発行してもらうことができないと、不法滞在者になってしまいます。不法滞在になったら、何も悪いことしていなくたってハンガリーに居るってだけで違法ですから!

とりあえずワタシの滞在許可証は期間がまだしばらく残っているので まだ大丈夫だけど、滞在許可の期間が残り僅かだったりした場合、安心して寝ることもできなかったかも。

日常生活は平常通りとは言っても、何もかもすべてが平常通りとは言えない 近頃のハンガリー暮らしです…。

 

『難民』関連の話題、このブログでは
軽くスルーしておくつもりだったんですが…。
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でも、全く書かないのも不自然かと思って。
(^^ゞ