長音の発音は意外とムズカシイ。
まず「長音って何だ?」という人もいるかもしれないので説明しておくと、たとえば単語の中に「おとうさん」とか 「おかあさん」など、音をのばすところがある、それが「長音」。
『おじいさん、おばあさん(←長音がある)』と『おじさん、おばさん(←長音がない)』では、長音の部分の発音を間違えると違う人を指すので注意。
ワタシの生徒たちのなかにも、「高校」のことを「ここ」と発音しちゃう子が多いので、たとえうるさがられても
『「ここ」じゃなくって「こうこう」!!』
…と注意する。(^ ^;;
長音の発音間違いは、意外と自分では気づきにくいみたいで、直してやらないとずっと直らない…ような気がする。(←当社比)
かく言うワタシも、ハンガリー語の長音の発音で苦戦を強いられることがしばしば。(>_<)
ごく最近も、こんなことがありました。
今年からフニャ高(←ワタシの勤め先の高校の仮の校名)に勤め始めた先生、その名は「アリス」。 その人、顔がカワイイ上に、名前もカワイイのでアル。(^ ^)
英語だと「アリス」は「Alice」。 発音する時は 最初のA音にアクセントがつくので、「アーリス」って感じだと思う。(たぶん)
でもハンガリー人の「アリス」の綴りは「Alíz」で、発音は「アリーズ」なんですねぇ~。(←つまり「リ」が長音になって軽くアクセントがつき、「ス」ではなく「ズ」と発音する。)
ある時、ある同僚に
「さっきまでココに誰がいた?」と聞かれたので、
ワタシ、「『アーリズ』がいたよ。」と答えました。
「アリス」の「ス」が ハンガリーでは「ズ」になるのは知ってたので、そこのトコはちゃんと発音したつもり。
でも、全~然通じない!!!!(>_<)
「アーリズ・アーリズ・アーリズ・・・」と、10回以上言い直しをさせられて、ようやくハンガリーの「アリス」は「アーリズ」ではなく「アリーズ」と、「ア」ではなく、「リ」が長音になることが判明したのでした。
でもさ、
ワタシの発音が悪かったのは認めるケド、10回も言い直しさせる前に気づいてくれよ!!!
正直、そう思ってしまったワタクシなのであった…。(;。;)