驚きのハンガリー、夫婦同姓同名!?

日暮れ時

なんか日本で最近、夫婦別姓についてとかが議論されているみたいなので、結婚後の女性の名前変更にまつわるハンガリーの驚きの伝統についてご紹介してみたいと思います。!(^^)!

まず初めに。
この記事に書くことは事実ですが、近頃ではあまり一般的ではありませんので、ま、「昔のハンガリーでは、そんなんだったんだ…。( ;∀;)」…とでも思っていただければ幸い。(^ ^;;
…昔っつっても、せいぜい30~40年前くらい前までのハンガリーでは それが普通だったと思われるのですが…。

日本では法律上、結婚すると夫婦どちらかの姓に統一し、一方は姓を変更しなくちゃならないことになってますよね。
一方のハンガリーの場合、結婚した時に名前が変わるのは女性のみ。男性は結婚後も姓名を変えることはありません。

驚いちゃうのは、伝統的なハンガリーの女性の結婚後の名前は、
夫の姓名にné(ネー)をくっつけただけ!!!
…だったんです。(゚Д゚;)

分かりやすく説明すると、
コヴァーチ(姓)・アンナ(名)(Kovács Anna) っていう名前の女性が、
ナジ(姓)・ペーテル(名)(Nagy Péter) という名前のと結婚したとします。

すると、結婚後のコヴァーチ・アンナさんの名前は、夫の姓名 ナジ・ペーテルの後にネー(né)をくっつけて、ナジ・ペーテルネー(Nagy Péterné)となる。

日本風に考えて言うなら、「ナジ・ペーテル夫人」って感じ?
でも、それが敬称とかいうのでなく、役場の公式書類なんかに書かれる正式名なの。
つまりパスポートとかに書かれる名前も「ナジ・ペーテル夫人」!

元の姓のコヴァーチはおろか、名前のアンナまで、消えちゃうんです。
ビックリだよね??(゚Д゚;)

厳密にはネー(né)がついているから、完全に夫と同姓同名ってわけじゃナイですけど、ほとんど同姓同名に近い。( ;∀;)
伝統的なハンガリーは、
「夫婦同姓なんて甘い。夫婦は同姓同名!」だったのです。
m( ゚Д゚)m

 

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